2006-12-13 第165回国会 衆議院 厚生労働委員会 第9号
当時の橋本元大蔵大臣は、この制度を採用した理由として、いわば平成二年度の特例公債依存体質の脱却を目前に控えておった関係上、ぎりぎりのところの選択の中からこういう方式を選択したというふうにおっしゃっておるわけでありまして、これが恒久的なものでないというのは、現在でも私は変わっていないのではないかなというふうに思っておるところであります。
当時の橋本元大蔵大臣は、この制度を採用した理由として、いわば平成二年度の特例公債依存体質の脱却を目前に控えておった関係上、ぎりぎりのところの選択の中からこういう方式を選択したというふうにおっしゃっておるわけでありまして、これが恒久的なものでないというのは、現在でも私は変わっていないのではないかなというふうに思っておるところであります。
この状況で、何とか公債依存体質を脱却しなければならないという議論がありました。これが、昭和の五十四年のころに議論をされてきた、この公債依存度をとにかく脱却していこうということでの脱却目標、五九脱却の議論でありました。五十九年の公債依存体質脱却という目標を掲げて、五十四年には財確法という法律の議論が行われました。
さて、このような公債依存体質脱却のために、償還ルールを変えてまでもその依存体質脱却を図った、これがその当時の政府の考え方でありました。今、同様に、公債依存体質が高まっております。確かに、ことしは、三十兆円を切るというような形で、三七・数%ですか、若干依存体質は下がってはまいりましたが、それでもまだまだ高い公債依存体質である。
それから、足を洗うとおっしゃったのは、特例公債依存体質から脱却したという平成二年のことをおっしゃっているんですね。だけど、これは見掛けだけなんですよ。その前の精神からいえば、特会で発行しているわけですから、そのことを申し上げているということです。 それで、時間がないんで、最後に一点だけ。 国民負担率、潜在的国民負担率についてなんです。
これは、先ほどお話ありましたように、五十年に特例公債を発行いたしましてから十五年間にわたって続いておりました特例公債依存体質からの脱却ということが実質的にできたという意味において、特筆すべき予算であったんじゃないかと考えております。 平成二年からしばらくの間、具体的には平成二年度から平成五年度まででございますが、いわゆる赤字公債を発行しておりませんでした。
政府・与党は将来世代に与える重荷をどのように考えているのか、第二臨調以降の赤字公債依存体質からの脱却というその努力は何だったのか、その責任感、使命感の欠如にも強い憤りを覚えます。 これだけの財政赤字を垂れ流しながら進められてきた景気対策でありますが、結局、一兎を追いながら、その一兎さえも得られなかったのではありませんか。株価しかり、個人消費しかり、雇用情勢しかりであります。
まず、財政構造改革の推進に関する特別措置法の一部を改正する法律案につきましては、本特別措置法は、財政を特例公債依存体質から脱却させ、来るべき少子・高齢化社会に備えるため、昨年、本院において可決、成立させたものであり、財政構造改革にかける決意を示すものであります。
そして、それでなければ特例公債依存体質から脱却できません。 同時に、この延長いたしました二年というのは、ちょうど戦後のベビーブーマー世代が六十歳になるという時期であり、G10の計算、報告によりますと、我が国の貯蓄が急速に目に見えて減少し出すと言われている時期でありまして、後ろにまで大きく尾を引きすることが果たして可能なことかどうか。
しかし、我々は歳出の中身に踏み込んで徹底した見直しをし、いわゆる構造改革を進めていくことによってこの要調整額を解消して、そして目標年次に特例公債依存体質から脱却するように最大限の努力をしていく決意でございます。
両々相まって赤字公債依存体質から脱却できたと、こう思います。すなわち、バブルの発生によってだけじゃなくして、その間に政府側も歳出の縮減のために相当な努力をした、そのことにプラスして好景気による歳入増があった、それで達成できたと、こういうふうな歴史的な過程じゃなかったかというふうに思います。
私自身は今まで骨格という言葉は使っていなかったのですが、委員の方で背骨、骨髄というのまで出てきたのですが、そこで定義の論争をしてもいたし方ありませんので、私が最終的に申し上げたことは、一番大事なことは目標年次までに特例公債依存体質から脱却することだと思います、それを達成する方策として、主要項目ごとに上限を設けるという仕組み、あるいは毎年縮減するという仕組み、これも重要であるというふうに私は申し上げました
○海江田委員 特例公債依存体質から脱却するというのは、まさにそのとおりだと思うのです。その特例公債依存体質から脱却するためにも、先ほどからずっと局長からもお話がありましたけれども、まさに毎年毎年赤字公債の発行を減らしていかなければ、特例公債依存体質から脱却できないわけでしょう。片一方で歳出を圧縮していくというのも一つの方法ですよ。いわば車の両輪です、これは。
○松永国務大臣 私は、一番大事なことは、目標年次までに特例公債依存体質から脱却すること、これが一番大事なことだと思います。そして、それを達成するための方策として、主要項目ごとに上限を求めるという仕組みをつくったということだろうと思います。
財政構造改革につきましても、要するに、二〇〇三年の時点で赤字公債依存体質からの脱却、国、地方を通じての財政赤字をGDP比三%以内に抑える、そして毎年赤字公債は少なくしていく、こういつたことが財政構造改革の基本だろうと思うのであります。
本件は、党の関係者との懇談で、私から、財源のないものについては特例公債に頼らざるを得ないことになりますので、本件についての財源が見つからない限り、特例公債依存体質からの脱却の基本方針に反します、こう申し上げて理解を求めておるところでございます。
公債依存体質からの脱却が健全財政への一里塚でございますから、かたくなにこれを守りながらやり抜くという基本方針には、いささかも変わりはございません。 そういう中で、要調整額が国鉄及び林野の一般会計への振りかえでふえる、そのとおり認めるということになれば、ふえるわけです。ですから、それはだめと言っているわけです。
○三塚国務大臣 大変大事な御質問でありますから拳々服膺して申し上げますが、財政構造改革に関する特別措置法の原点は、まさに赤字公債依存体質からの脱却という最大の柱が、大黒柱が立っております。この大黒柱が外れますと、このうちはつぶれてしまいます。つぶすわけにまいりませんので、自律的回復の基調に乗って経済成長が安定、持続的な形になりますまで御理解とサポートをいただきますればと思います。
これは財政再建計画を立てるか、私は、少なくとも赤字公債依存体質からの脱却の目標をきちんと立てて、赤字公債をやめていくということが必要だと思います。そうした財政再建について、来年度のシーリングができるかどうかということになってくるわけですから、夏になればすぐこの話になります。
その後のマイナスシーリングの導入などをてこといたしまして、厳しい歳出の見直し、懸命の増収努力、また国鉄、食管等の改革を初めとする行政改革の推進によりまして、我が国財政は平成二年度には特例公債依存体質からの脱却を果たしました。
今、先生が御指摘されましたように、平成二年度までは、我が国の財政はいわゆる特例公債依存体質から脱却するという目標を掲げて努力を重ねたわけでございます。その平成二年のときに特例公債からは脱却し、次の中期的な目標に何を掲げるかということで当時財政制度審議会でいろいろ審議が行われまして、そのときにありましたのは、まさに先ほど先と言われました公債依存度の話が出てきたわけでございます。
今後、復興財源をめぐる対処いかんによってはこれがなし崩し的にもとの特例公債依存体質に戻らないとも限らないというふうに心配しているわけであります。 周知のとおり、我が国の平成七年度時点における公債残高は約二百十二兆円程度となると言われております。
そういうことになりますと、平成二年度で特例公債依存体質を脱却して皆さん喜んでいたわけですが、これらもつかの間のことで、無意味になってしまうように思われますが、この点について大臣はどういうお考えでしょうか。
すなわち、赤字公債依存体質脱却あるいは建設公債の依存率の低下等を目標といたしまして、一般会計の小さな窓を整えるということに主眼が置かれてきたわけでございます。
しかし、バブル期における大幅な増収は、各種基金の創設には向けられましたが、特例公債依存体質から脱却した二年度、三年度においても決算調整資金への積み立ては顧みられなかったことであります。 こういう現実を前にすると、イソップの「アリとキリギリス」の寓話を切実に思い出さざるを得ない四年度決算の姿なのであります。